~朔良(さくら)~

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朔良とは二年前、友人の紹介で知り合った。 朔良の第一印象は“大人しそうな子”‥だった。一緒に来てた友達とは対照的に、自分からはあまり話すような感じではなかった。ま、俺もやけど…。 友A「徳井ってな~テレビではあんなやけど、ホンマはごっつ大人しいんやでぇ~★」 徳井「あんなって何やねんッ!」 友B「朔良も人見知りが激しいんですけど、慣れたらめっちゃ喋るんですよ~★」 朔良「ちょっ、変な言い方せんといてや~(笑)」 徳井「………。」 朔良の笑った顔を見た時、俺は一瞬で恋に落ちた。 一目惚れ…だ。 友C「ほんなら三次会行く人~♪」 友D「朔良ちゃんも行くやろ?」 朔良「いや、あたし明日朝早いんで。今日はこれで…」 友D「そうなんや~。残念↓↓ んじゃ他は~?」 徳井「俺ももう帰るわ」 友E「えぇ~!!徳井さん帰っちゃうの~?」 徳井「俺も明日早いねん」 そして俺らは店を出た。 俺と朔良以外はみんな三次会へと行ってしまった。 朔良「それじゃあ、お疲れ様でした…」 徳井「あっ、ちょっ、タンマ!!」 俺は慌てて朔良を引き止める。 徳井「良かったら友達になってくれへん?」 朔良「えっ!? てかあたしなんかでいいんですか?」 徳井「全然えぇよッ!!むしろ朔良ちゃんがいい!!///」 朔良「あ、ありがとうございます(笑)やっぱ徳井さん面白いですね」 そう言ってまた朔良は笑った。 俺は朔良の笑顔を見る度キュンとなって死にそうだった。 そうして俺と朔良はお互いのケータイ番号とメアドを交換し、それからというもの毎日のように連絡を取り合った。 これが俺と朔良の馴れ初めである。
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