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ギュッ
朔良「よ、義実ちゃん!?///」
徳井「えぇから…。
無理せんでえぇから!!
泣きたい時は泣いたらえぇ!!
無理すんなや……な?」
俺は思いっきり朔良を抱きしめた。
泣きたいのを我慢して笑っている朔良を見るのが堪えられなかった。
徳井「我慢することないやん。泣きたい時はいつでも胸貸したる。
こんな俺やけど、もっと頼ってくれてえぇねんで?」
朔良「………。」
朔良は黙ったままだった。だが肩が震えているのが分かった。
徳井「泣きなさいって!
お前が泣かんと、天国のお母さんも心配してるで?」
朔良「…………ぅ……ぅ…」
俺は朔良を抱きしめたまま玄関のドアを閉めた。
それと同時に、俺の胸の中で朔良は大声で泣いた。ここ数日間、溜まっていたものを全て吐き出すかのように……。
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