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その日から俺と朔良の距離は一気に縮んだ。
“特別仲のいい友達”ではなく、“恋人”になったのである。
朔良も元通り元気を取り戻し、仕事もバリバリ熟している。
朔良の職業は『ウェディングプランナー』である。
昔からの夢だったらしい。
夢が叶った今、朔良は毎日仕事を楽しんでいる。嫌な事があっても決して文句を言わない。たまに俺よりも帰りが遅い時もある。しかし絶対に「辞めたい」などと口にしたことはない。但し、社長の愚痴はよくこぼす(笑)
そんなキャリアウーマンな朔良も、俺は好きだったりする。
しかし頑張りすぎてる気がして、時々心配になったりする。
38℃も熱があるのに仕事をしていた時もあった。これには俺も驚いたが、本人は熱などものともせず、依頼してくれた客の為に精一杯尽くすのだった。もちろん無事仕事を終えた後はぶっ倒れているのだが(笑)
仕事をしている時の朔良も好きだが、やっぱり俺としては、プライベートで一緒にいる時の朔良の方が好きだ。
キャリアウーマンな朔良はなんだか実年齢よりもずっと大人びて見えてしまう。それはそれでしっかりしていていいのだが、プライベートの朔良は歳相応な感じで、32才の俺の男心はまんまと虜になってしまう。
妹のような可愛さといい、細かいところにも気が利くホンマにえぇ子w俺の自慢の彼女だ★*゚
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