Angel loved devil

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深『…それだけ…ですか…?』 深海はきょとんとした顔で心音を見上げた。 心「それだけしか伺っていないが…捺印の儀は追って知らせる」 華杏が口を挟む。 華「でも…そちらの方はどうなるかは…」 ?「その心配には及びません…」 声がした方を振り返ると、一人の男が立っていた。その背中には黒い羽が広がっている。 魁「…貴葉兄さん…!?」 貴「久しぶりだな…魁慧…いや我が主…」 貴葉は魁慧の前にひざまづいた。 貴「先代…お父上様からのお言葉を伝えに…」 魁「父は何と?」 貴「地界へお戻りになるようにと…」 魁慧は深海を返り見る。 魁「心配するな…すぐ戻る」 華「それならば深海は天界へ連れて行こう…一人にしておくのは不安だろ?」 佳「まだ…天使だからな…神様からの使命があるしな…」 魁慧の合意のもと、深海は天界に戻る事になった。 魁「離れていても…心はお前の側にいる…」 魁慧は深海の頭をなで、姿を消した。 それから半月…。 天界に戻った深海は“生命の樹”の枝に座っていた。
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