Angel loved devil

2/25
15人が本棚に入れています
本棚に追加
/158ページ
……けた …つけた やっと…見つけた 深海【みう】! 少女は目を覚ました。自分の名前が呼ばれた気がした。 時計は7時を過ぎている。 未『ヤバ…遅刻しちゃう!』 未母「未宇【みう】~!お母さん仕事に行くから~後お願いね?」 階段の下から母の声がする。 未宇はとりあえず返事をして、制服に着替える。 私、神城 未宇はまだ小学5年生。パパは3年前に亡くなり、占い師のママと二人暮らしの短い黒髪のおてんば娘。 未『最近ずっと同じ夢見るなぁ…』 名前は自分を呼んでいるが、姿は自分ではない。 自分とは似ても似つかぬ透き通るライトグリーンのロングヘアの17・8歳ぐらいの少女。 呼んでいるのは20ぐらいの青混じりの漆黒の短髪の青年。 呼ばれた少女は青年に駆け寄り、抱き付いた。二人は愛し合っている。でも結ばれぬ恋。 .
/158ページ

最初のコメントを投稿しよう!