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深海はボーッと空を見上げていた。
華杏と佳衣は、彩美愛に付き添い臨界に向かった。
なので、姿は見えないが近くに心音がいる…はずだ。
突然風が強く吹き抜け、華杏が現れた。
華「深海…神様からのお言葉を伝えるわ…『無罪放免、今後天界を離れることを許さない』ですって」
深『華杏！魁慧は！？』
華杏は首を横に振った。
華「わからないわ…。臨界の奥に入れるのは神様だけだから…地界の長のことまでは…」
深『…そっか…』
深海は羽を広げ、空へ飛び立つ。
心「どこへ行くんだ？」
心音が深海の腕を掴み引っ張る。
深『神様の元に』
心音の腕を振り払おうとするが、心音はまっすぐに深海を見つめた。
心「…行くな…」
深『ま…心音？』
心音の手の力が強くなる。
深『ごめんなさい…行かなきゃいけないの』
心音の腕を振り払い、深海は神の間に向かった。
深『彩美愛様、失礼いたします』
重々しい扉を開け、深海は神の間に足を踏み入れる。
彩「どうしましたか、深海」
全てはすでに決めていた事。
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