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「由佳♪着いたぞ♪」
『川原…??』
「おぅ☆」
『川原のどこがすごいの??』
「来いよ。🐤」
ヒロは優しくそう言った。
静かで自然が溢れてる。
なぜヒロがこんな素敵な所を知っていたのだろう…あたしは不思議で仕方なかった。
「空見てみ?」
そう言ってヒロは草の上に寝そべった。
そしてあたしも寝そべった。
『うわぁ♪きれいな青く澄んだ空だ~★』
「だろ??あんなきれいな空みると悩みもストレスも消えてしまうんだ🐤」
『でも…どうしてあたしをこのきれいな川原に連れてきてくれたの??』
「お前…なんか悩みがありそうなオーラ出してたから♪」
『え-!!!あたしそんなオーラ出してないし!!♪バカバカバカ♪』
ヒロの頭を軽く叩いた。
「ごめんごめん💦」
『幸せの本当の意味ってなんだろうね…✨』
「ん??いきなりどうした??」
『ちょっと疑問に思っただけだから気にしないで★』
「幸せの本当の意味かぁ-…よくわかんねーけど…自分が幸せだなって思えることが幸せの本当の意味なんじゃないか??」
『え-♪それ意味分かんないし(笑)』
「俺も本当の意味なんか知らね~(笑)幸せならそれでいいさ♪」
『だね♪ヒロは今幸せ??あたしはすっごくすっごく幸せだよ❤ヒロに出会えて付き合えた事が今までの人生の中でいっちばん幸せ☆』
「俺も由佳と付き合えてすっげ-幸せ❤これからも俺と由佳は同じ道を歩いて生きていくんだな♪」
『そうだね★』
この時のあたしたちははまだ子供だったんだね…。
ただただ前に進む事しか頭になくて…
この先苦しくて辛い壁が待ち受けてるとも知らずにあたしはヒロと同じ道を歩き出していたんだ…。
ヒロもこのままずっとあたしと同じ道を歩いていたら幸せな日々を過ごせる…きっと、そう思っていたはずだよ。
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