驚愕の真実

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次の日、いつも通りに、アイツにメールを送った。 次の日もメールを…。 メールは返ってきません。 メールは返ってきません。 なんで、誤解は解けたんじゃないの。 もう一度、アイツにメールや電話が出来なかった理由を説明した。 今度は母さんが、居なくて夜もそのまま寝てた事まで細かく説明をしました。 これなら、分かってくれるよね。 メールも電話も来ません。 なんで、来ないのまだ怒ってるの。 誤解なんだからメールしてよ! (おいおい、ムキになるなよ お前が ちゃんとメール読んでれば こんなに こじれ無かった事だろ) 「うるさい!私の頭の中で、勝手な事しゃべるな! お前なんか、どっかに消えちゃえ!」 (消えちゃえか、じゃあ消えるよ) 「ま、待ってよ。ダメ!消えないで、一人にしないで!淋しいのはやだよ。だから、お願い消えないで」 「ねえ!!」 「ねえ。どうしたの。なんか言ってよ…」 「もう寝たんだね。お休み。また明日ね」 そして私の心の声も居なくなった…。 次の朝もアイツにメールをだした。 次の日もメールをだした。 返事が来ないまま一週間になった。 私の中のアイツも何も言ってこない。そして、今夜は電話をする事にした。 お互い電話での会話ほとんどした事がない。 した記憶もない。 だけど、やっぱり気になるから直接電話をしてみる事にする。 何回かの呼び出し音。 しばらくして、自動で切れる電話。 それの繰り返し。 もうこれで、最後。だからお願い。電話に出てよ! 「もしもし」 電話に出た!! 「どうして、電話もメールもしてくれなかったの!一週間も酷いよ! 誤解なんだからメールくらいしてよ!」 「ごめんなさい。琴音ちゃんよね。 あの子は今ここに居ないの。 ちょうど6日か前に、琴音ちゃんに会ってくるって言ってね。 途中で交通事故に遭って、今入院してるのよ」 え、どうしてアイツのお母さんが、携帯に出てるの? 普通なら入院しててもメールくらいするじゃん。 「こんばんは、それで、容態はどうなんですか?」 「手術は上手くね、いったのよ。 だけど、まだ目覚めないの。 それで、あの子の携帯でも持って行って着信音でも鳴らせば目が覚めないかと思って取りに来たのよ。 そしたら電話が鳴ったから、見てみたら琴音ちゃんの名前が出てたから。つい出ちゃったのよ」 目が覚めない? 意識不明の重体って事なの? それって全然ヤバいよ!
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