驚愕の真実

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「おばさん。病院どこですか。何号室ですか!」 私はおばさんの教えてくれた病院を目指して部屋を飛び出した!そして 慌てて戻った。 着替えてなかった。 着替えた私は弾丸のような勢いで家を飛び出した! 自転車をめえいっぱい漕いだ。 ごめんね。ごめんね。 私が一番信じて無かったんだね。 私に会いに来ててくれたんだね。 私は自分の事しか考えて無かったよ。 携帯だめなら会いに行くなんて、考えても無かったよ。 本当にごめんね。 私は汗と涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら、夜中の街を自転車で爆走した。 途中何度も大声をあげて泣いた。 病院についた時には、多分酷い顔だったと思う。 でも夜中だから誰にも会う事もなくアイツの部屋へ行く事ができた。 「お邪魔しま~す。琴音がお見舞いに来てやったぞ」 アイツは頭に包帯を巻いたまま静かに目を閉じている。 しばらく、私はアイツの顔を眺めていた。 「ごめんね。私がちゃんと携帯持って来てたらこんな事に成らなかったよね。 私がちゃんと説明してれば。 私が…とにかくごめんね」 私はアイツの手を握りしめて泣いていた。涙はさっきあんなに流したのに沢山でた。 (おいおい、夜中の病院でそんなに泣くなよ うるさいぞ!) 頭の中でアイツの声がする。いいえ、違うわ!! 「だから、うるさいから静かにしな。寝れないじゃない」 目が覚めたの? 本当に目が覚めたんだ。これって多分奇跡だよね。 「薫ごめんね。私あなたの事信じてなかった。 何度も何日もメールしたけど入院してるなんて、考えても無かった。 てっきり嫌われたと思ってた。 私、自分の事しか考えられなかったの。 私は親友失格だよね。本当にごめんね。」 私は涙声で″彼女″に謝った。 薫は笑って許してくれた。
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