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「いつの間に!」
「疾風斬撃。ソードの時の必殺技みたいなものです。」
クライムは屋根から下りると、再びソードを構えた。
「くそっ…くそっ…くそっ!
こんな奴に…負けてたまるかぁぁぁぁ!!」
ゴォォォ!!
「くっ…」
凄まじい衝撃波がクライムを襲い、一瞬の隙を与えてしまった。
それを男が見逃す筈もなく、すかさず懐に飛び込んできた。
「おらぁぁぁ!!」
「ぐっ!」
おもいっきり飛ばされたクライムは、壁に叩き付けられた。
辛うじて立っていたが、さっきの一撃を上手くかわせなかったのか、腹部から大量の血液が流れ出ていた。
「形勢逆転だな、書き換え師。」
「くっ…」
男はクライムの前に来ると、不適な笑みを浮かべた。
そして、男は足を上げ…。
ドゴッ!
「ああぁぁぁっ!!」
「痛いよな、これは。」
おもいっきりクライムの腹部を蹴飛ばした。
そして徐々にめり込ませていった。
咳込みながらクライムは、その激痛に耐えていた。
しかし、大量の血液を失っているため、意識は朦朧としていた。
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