第一話-始まり-

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「いつの間に!」 「疾風斬撃。ソードの時の必殺技みたいなものです。」 クライムは屋根から下りると、再びソードを構えた。 「くそっ…くそっ…くそっ! こんな奴に…負けてたまるかぁぁぁぁ!!」 ゴォォォ!! 「くっ…」 凄まじい衝撃波がクライムを襲い、一瞬の隙を与えてしまった。 それを男が見逃す筈もなく、すかさず懐に飛び込んできた。 「おらぁぁぁ!!」 「ぐっ!」 おもいっきり飛ばされたクライムは、壁に叩き付けられた。 辛うじて立っていたが、さっきの一撃を上手くかわせなかったのか、腹部から大量の血液が流れ出ていた。 「形勢逆転だな、書き換え師。」 「くっ…」 男はクライムの前に来ると、不適な笑みを浮かべた。 そして、男は足を上げ…。 ドゴッ! 「ああぁぁぁっ!!」 「痛いよな、これは。」 おもいっきりクライムの腹部を蹴飛ばした。 そして徐々にめり込ませていった。 咳込みながらクライムは、その激痛に耐えていた。 しかし、大量の血液を失っているため、意識は朦朧としていた。 .
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