第一話-始まり-

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(このままでは…やられる…) (どうにかしないと…) 『呼べよ…』 (しかし、お前は…) 『やべぇんだろ。だったら、俺を呼べよ。すぐ片付ける。』 (………) 『さぁ呼べ!!』 (一分…それだけだ。) 『充分!長すぎるほどだ!』 クライムはゆっくりと瞼を閉じると、何かを呟いた。 「なんだぁ?諦めたのか?じゃぁ、そろそろ死ね!!」 男が足を振り上げると、腹部目掛けて振り降ろした。 ガシッ!! しかし、その足が腹部を襲うことはなかった。 何故なら、クライムが寸前で男の足を捕らえたからだ。 「なっ!?」 クライムは不適に笑うと、男をおもいっきり空中に投げ飛ばした。 「くっ!奴のどこにこんな力が…!?」 男が体制を立て直そうとした時、すでに目の前にクライムがいた。 男を睨みつけるクライムの瞳は、透き通る青から鋭い深紅に変わっていた。 「さっきとは違う…。お前は一体…!?」 「モードチェンジ…“シクル”」 クライムがそう言うと、ソードから巨大な鎌に姿を変えた。 .
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