第三話-アルバイト-

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な…何やってんのよ…あんた達。 見てわかりません?アルバイトです。 意外に楽しいですよ。 第3話-アルバイト- -学校- 終了のチャイムが鳴り、皆それぞれ部活に行ったり、帰ったりしている 美嘉は窓際の席に座り、外を眺めていた。 「クライム達…今日いるかな?」 美嘉がクライム達と出会って、あっという間に二ヶ月が過ぎていた。 最初の頃は、よく一緒に書き換えをしていたが、最近はどっちも予定が合わず、擦れ違ってばっかだった。 「はぁ…」 「なーに溜め息なんか吐いてるの。美嘉らしくないよ!」 「綾…」 美嘉に話し掛けてきたのは、親友の倉本綾だった。 「なんだなんだ!恋人と喧嘩したかぁ!」 「何言ってんのよ!綾!ったく…」 口調は怒っている美嘉だが、その顔は穏やかだった。 それを見た綾は、鞄から一冊の雑誌を取り出した。 「機嫌が直ったついで!明日の土曜日さ。一緒にここに行かない!?」 綾が雑誌のページを開き、ある店を指差した。 .
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