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髪を乾かしながら、しばらく私は海をみていた。トウゴは私の近くを歩きながらタバコを吸い、全部燃えるとまた新しいタバコを吸っていた。 「トウゴ、聞いてくれる?」 そう私が言うと、トウゴはタバコを吹かしながら頷いた。 「あのね、私、思い出したの、海に落ちたときに」 「うん」 「私の父親も、お酒が好きな人だったの」 「だろうね、」 トウゴがそうやって、いちいち相槌をうつことは初めてだった。
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