現実逃避

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真夜中の、一つの街灯も無くなり、月明かりだけになった時にひっそりと息を細めてこのストリートで会おう …と言う曲だった… こんなにも一つの曲で胸に届く熱い気持ちにただただ何ともいえずに立ちすくんでいた… その曲のカップルが誰なのかさえわからないのに、その二人の気持ちが他人に届くなんて… そこから私は音楽の素晴らしさに虜になり、友達を誘いバンドを始めた… 曲を決め、歌詞を書き、出来上がった曲に声を乗せて… そんな日々が続いていた… 14歳と言えば思春期で周りの友達は色恋話で盛り上がっている
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