第二章:ゼロと使い魔

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デル「相棒はこの世界の人間じゃねぇんだ。もともと坊主と同じ世界にいたらしい。この世界へはこの部屋の主の嬢ちゃんの召喚魔法で来たらしいぜ。一度戻る機会はあったんだが惚れた女ができっちまってな…」 才人が真っ赤になって反論した。 才人「うるせぇ。」 こんな問答をしていると、ドカドカと廊下をこちらに向かってくる足音があった。 デル「相棒、ご主人様がおこしだぜ。やっぱ授業抜け出したのはマズかったんじゃねぇか?」 才人「だな。」 足音が近づくにつれ才人の顔が青ざめていく。 扉がおもいっきり開くとそこにはルイズが立っていた。 ルイズ「才人…前に言ったわよね使い魔は使い魔らしく御主人様の近くにいろって。メイドと話してるかと思ったら御主人様の許可なしに消えて…。どうやらお仕置きが必要みたいね…。」 怒り心頭のルイズに慌てて才人が反論する。 才人「ご、誤解です御主人様。俺はシエスタからこいつが目を覚ましたって聞いたから…。」 ルイズ「こいつ?…」 才人が指差す方をみると少年がいた。怒りのあまりにルイズはネギがいることを忘れていたのだった。
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