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『山下くん、君中々速いね。後でタイム計ろうか?あそこの2年の人の所で体温めておいで!』
一年の凡人共の視線が集まる。
私は頷き、彼らの妬ましいくらいの嫉妬の視線を浴びて2年の先輩の集まる輪に入り、柔軟体操をした。
『俺、谷ってんだ、ヨロシクな、山下!見てたよ。お前、中々速いね~!後で俺と勝負しようぜ!』
(谷先輩…、将来総帥になった時アナタは私の側近になるかもよ?
名前は山田ね(笑)
あ、…じゃない!
シャアだっ!!)
『ウッス、ありがとうございます、谷先輩!』
若い私は今しばらく山下をしばし受け止めた。
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