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今日は待ちに待った人生で初めての飲み会
いつも一緒に居るメンバーが集まっての飲み会
仲良い男子と女子のグループでの飲み会
もちろん僕(春樹)が居て
僕の好きな人(辰弥)が居る
向こうは僕の気持ちなんて知っている筈も無いから何食わぬ態度で飲んでいく
飲んでいくが…
飲んでいくうちに…
何か無性にモヤモヤして…
何か無性にスッキリしたくて…
「春樹…」
「ハ、…ハル…?」
「春樹、少し抑えたら?」
周りが驚く程、ハイペースで飲んでいた
「ん…次は…カクテルにしとこぅかなぁ…」
「ハル、飲みすぎだよ?」
「…別に良いじゃん」
「程々にしときなよ?」
「……トイレ」
「うん、行ってきな?」
「タッちゃん、早く…」
「分かった、分かった…ほら、立って?」
タッちゃんが…
僕に手を差し出してくれたから…
嬉しくて…
「ぅ、…ん…」
表情を綻ばせながら手を取って立ち上がる
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