日常

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そのことを聞いた時、とても胸が痛かった。 彼女の名前は遠藤 咲 同じ麗帝学園だったという。 麗帝学園はとても品のいい学校で偏差値も高い名門校。 愛が通っている学校は炎明学園といって、とても偏差値が低く、不良ばかりの学校だ。 咲の事を話す竜也の表情はとても幸せそうで、愛してるんだって思った。 そして、竜也は言った。 竜「咲ってばな、炎明行ったら、愛チャンにとられちゃう。絶対浮気すんなって泣くんやで。せやから、俺、お前以外いないっていってやったんや まぁ……少し自信ないんよ。遠距離は」 照れくさそうに話す竜也をみてあたしの胸はまた痛んだ。 あたしはなんていっていいかわからず、ただ笑っていた。 ちゃんと笑えているか不安だった
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