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彼女の手作りのお弁当はどんな料理よりも、いくら丼、キャビア、松坂牛、とんこつらーめんよりも味わい深く、尚且つ感動できる素晴らしい食べ物であることはみんな知ってるかな?
彼女の手作りだぜ?彼女のぬくもりプラス努力プラス好きという気持ちはプライスレスなんだぜ?
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彼女「俺っていつもパンだよね……栄養偏るよ?」
俺「うーん、まあ仕方ないかな。お弁当は作れないし、お店で買うと高いしさ。お母さんは仕事忙しいし…まあパンおいしいからいいよ(笑)」
彼女「………明日何が食べたい?」
俺「…え?」
彼女「明日お昼何が食べたいか言いなさい」
俺「…らーめん」
彼女「…バカ。明日作ってあげるから何が食べたいか言いなさい」
俺「…いいの?」
彼女「うん!毎日妹と兄のお弁当作ってるから腕には自信があるし、それに1人増えたって何の問題もないよ(笑)」
俺「まじっすか」
彼女「まじっす大真面目っす」
俺「ほんとにいいの?迷惑だしいいよ…気持ちはありがたいけど…」
彼女「うるさい。明日のお昼は私に任せなさい。」
俺「はい。すいません」
彼女「あっ4時間目始まる…
」
俺「ほんとだやばい!…あっ後今日部活あるから一緒に帰れないぜ。先に帰っててくれだぜ。」
彼女「うーん部活なら仕方ないね……
じゃあ明日のお弁当は期待してなさいよ!」
俺「うん!らーめん期待してるぜ!」
彼女「作らんぞ?」
俺「すいません調子乗りました」
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いいよなあ彼女のお弁当だぜ?食べたいね。一度は食べたい。
多分さ、俺の理想の彼女はさ、全部平らげた後に
「美味しかったー(笑)また食べたい(笑)」って俺が言ったら
たぶん照れながら
「もう作ってあーげない(笑)」なんて言うのさ。
だから俺は
「作って下さい…」
って言うぜ。
そしたら
「うーん…ちゅうしたら作ったげる(笑)」
なーんてな。
はぁ…彼女欲しいよ欲しいよ
彼女のお弁当食べたいよ
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