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深夜1時
新宿南口裏路地に二つの影があった。
一つの影は中年男性。
もう一つの影はなにやら鎌を持っている青年のようだ。
中年男性「俺が何をしたんだ!!助けてくれよ!!」
中年男性は青年にひざまずく。
青年はニコッと笑いこう告げる。
「無理」と。
青年は鎌を振り下ろし中年男性を切る。
しかし血はでない。
中年男性「あれ…死んでない!?助けてくれたのか?」
青年「後ろを見な。」
中年男性は後ろを見る。
中年男性「私!?なんで私が二人も!?」
中年男性は叫ぶ。
青年は中年男性に向かっておもむろに言う。
「小杉さん。貴方は殺人鬼として世間を騒がせているようですね。もう警察がお手上げ状態になった為、我々の組織に依頼をしました。貴方を捕まえてくれとね。」
小杉「でも、なんで私が二人も!?」
青年「あ…そうでした。私は魂だけをその身体から抜いたのです。」
小杉「そんな事出来る訳が…」
小杉が言い終わる前に青年が口を挟む。
青年「それが出来るんですよ!我々「死神」はね!」
小杉「…」
小杉は固まる。
青年「連続殺人犯罪なき者の魂をつぎつぎと奪った罪で《地獄》行きの形に処す。」
青年が言い終わると小杉の後ろから悍ましい生き物が来て、地下へと連れ去られた。
小杉「いゃだぁ!!」
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