復活ミニ小説

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~女の子の日~ MUKURO Pineapple 20 ※ちょっと下ネタです 「いぃーーたぁああいいーーー」 『どうしたんです、姫。今日はえらく調子悪そうですね?』 骸は、執務室の机に突っ伏したあたしの顔を覗き込む。 「女の子の日なんだよね…もう今日からだから痛くて痛くて」 薬を飲んでも年々痛みは増してしまうのだから、手に負えないのだ。と彼に言う。 『まぁ、女の子って歳じゃもうな「煩いよ、咬み殺すよナッポー」 『それは彼の台詞でしょう……はぁ』 と、ナッポーに傷ついたのかため息を漏らす骸。 ちょっと可愛いと思う。 「女の子の日にはイライラしちゃうものなの。甘いもの食べたくなるし……」 『それでチロルですか』 「うん」 机に散らばる様々な種類のチロルチョコに、骸はまたため息をついた。 「とりあえず痛いし、今日は仕事出来ないから寝る」 ともっともらしくサボろうと立ち上がったあたしの手を、骸が掴んだ。 『姫、そういえば以前に、運動してると痛みがマシになるって言ってましたよね?』 「あ、うん。運動してるとマシかな」 あれ、なんだろう。 ちょっと悪寒がする。 この骸の笑顔には、見覚えがある。 『しましょっか?』 「お断りします」 やっぱり… 『マシになりますよ?』 「いや、シーツ汚れるしね、それにね…」 『女の子の日は、性欲が強くなるらしいですよ』 「いや、だからシーツ汚れるし、あたしは強くならない人っぽいし…」 笑顔が…怖いよ、骸サン。。 『バスルームなら洗い流せますよ、ね』 「え、ちょっと、ちょっとちょっとちょっとーーーー」 結局、バスルームに姫抱きで連行されました。 END? (次から絶対、女の子の日が来ても骸には言わない!! 二重の意味で腰が痛い!!)→姫、翌日の日記より (姫は32~35日周期だから次は、…日ですね、クフフww昨日は最高でした)→骸、翌日の日記より END
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