告知

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日曜の朝、薬を飲んで寝たにもかかわらず、具合が治る気配が一向にない。 アカネからはレッスンに行くというメールが入っていた。彼女は将来役者になりたいらしい。 自分も将来店を持つという夢があり、そんなとこは共感できる。   僕はふらふらしながら仕事をしに行った。風邪がこんなに長引くなんて珍しい…日頃の不摂生が祟ったのだろうか。   月曜は休みなので、僕は力を振り絞って仕事をした。   店長が心配してたので、帰りに救急病院に寄った。 そこで血液検査をしたら、明日でかい病院行けと言われ、招待状を書いて貰った。 思うに肝臓が悪いんだろう。酒に逃げてばかりだったから飲みすぎたんだ。 そういえば、今年の健康診断で要検査と言われたきがする。 たいしたことないと思う。   家に帰ってメッセにログインしてからしばらくしてアカネが入ってきた。 具合を聞かれたので今日の出来事を話した。 大きい病院というのに驚いたのか、昨日以上に心配された。   「大丈夫だよ、悪いことといえばそれくらいだな。タバコもやめたし」 やだなぁ~おっきい病院って待ち時間長いしさー。と、僕は笑ってみせた。   ついて行こうか?と言われたが、子供じゃないし一人で行けると言った。 確に紹介された病院はでかいから不安もあるが、多分それは自分の住んでるとこから近いからだろう。   「結構丈夫なのがとりえだから(笑) まあ、診察終わったら平気だったよってメールするから待ってなさい」   彼女はいい報告を待ってるよ。と言った。 心底心配してるようだ。 アカネには悪いが、人に心配されるのも悪くないなって思った。 それと同時に早く安心させてやりたい。そう思った。
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