第5話

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長距離だが2キロ程度なら軽く撃てば戻って来るだろう、という算段でティアは弾を撃っていた。 ティアの予想なら当たっている、私はそんな気持ちでみていた。 しかし待てども待てども弾は後ろからどころか、戻ってすらこない。 何でだろうか? ティアの予想は外れてはいないはず。 だってエリオがそれを証明したはずだったんだから。 それなのに弾は返ってこない。 ティアはそんな事を気にせず次の思考を巡らせているようだった。 やっぱりティアは凄いと関心させられる。 私はそう思いながら自分もティアに確実に劣る頭をフル回転させた。
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