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相手の大鎌が振られると同時にスバルさんが障壁を張った。
僕はストラーダを相手の横に入り次の攻撃を遮っている。
「君の目的はなんだ!」
「……………」
僕は相手の目的を聞く。
しかし何も応えずに相手は素早い身のこなしで後ろに下がり鎌を待ち直す。
敵の目的がわからないが、僕は臨戦の体制に入りスバルさんはキャロとティアナさんの守りについた。
敵は戦闘の体制。
敵の格好は背格好は僕と同じぐらい。
黒いローブに包まれ心なしか黒い邪気が見えた。
実際、僕は臨戦の体制には入っていたが敵を倒す気はない。
ティアナさんが障壁を破るまでの時間稼ぎをすればいいのだ。
障壁さえ破れば、魔法は使えない。
一般市民に魔法の存在を知られるのはいけないからだ。
キャロもスターライトブレイカーのチャージを手伝っている。絶対に後ろへは通さない。
久しぶりの実戦。
自分らしく頑張ってきた。
いつも訓練を積んできた。
昔みたいにへまはしない。
守りたい人がいるから。
相手は踏み込みの体制に入った。
それと同時に自分も踏み込みの体制に入った。
―そして、僕の戦いがはじまった―
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