悲哀と憎悪のクリスマスイヴ

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何故だ…。 何故クリスマスというモノは毎年やって来るのだ…。 オレ、三田 亮(ミタ アキラ)は一人、自室に籠もって嘆いていた。 今日の日付は12月24日。 そう、誰もが喜ぶクリスマスイヴだ。 しかし、例外はいる。 オレだ。 なんで喜ばないかって? だって…生まれてから今まで… 彼女がいないからだぁぁぁ!! それがどうしたって? うるせぇ! 独り身の気持ちは、独り身にしかわからねぇんだよ! あーあ。 彼女居る奴全員地獄に堕ちればいいのに。 …。 自分が哀れに思えてきた…。 つか、そもそも何でオレには彼女ができんのだ? 自分を分析してみよう。 三田 亮 桐崎南高校2年 成績→フツー 運動→フツー ルックス→フツー 趣味→フツー etc…→フツー …フツーフツーフツーフツーフツーフツーフツー。 成績、運動、ルックスがフツーってのは仕方ないと思う。 趣味がフツーってなに!? フツーの趣味ね…。 まぁご想像にお任せするとしてだ。 何故彼女ができない? フツーだから? …。 あぁぁぁぁぁぁ…。 痛いところを…。 もう、いいや…。 オレは、ベッドにダイブして、そのまま仰向けに寝転がった。
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