悲哀と憎悪のクリスマスイヴ

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オレは買い物のため、商店街にやってきた。 普段はなんてことない普通の商店街。 寂れているわけでもないし、かといって栄えているわけでめないといったような。 しかし、今日は違う。 なにせイヴだ。 目にはいる色は赤。 耳にはいる音はクリスマスソング。 なにより人で溢れ返っている。 その中で特に目立つのが、カップル…。 手をつないでいたり、腕を組んでいたり。 全く。 羨まし…じゃなくて、恨めし…でもなくて、不謹慎だ! 聖なる夜にイチャイチャしやがって…。 クリスマスをなんだと思ってるんだ! そもそもここは日本だ! 日本人ならお釈迦様をまつりなさいよ! 第一ね… …。 自分が悲しくなってきた…。 グチってもしょうがない。 さっさと買い物して帰ろう。 ぐすん…。 オレは落ち込んだ。
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