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『おーいライターと空き瓶探してきたぞ~!!』
『おおタクヤ!助かったよ!』
『ほら!ライターに空き瓶が二つ!!昇園からパクってきたぞ!』
『サンキュー!これで魔法が使えるよ!』
『そんなことより敵が一人増えてるな…』
『あぁ…大ちゃんもゾンビになった…』
『らしいな…てか二人とも攻撃効かないな』
『だから魔法を使うんだ!』
『そうか…具体的にはどうやるんだ?』
『よし見てろよ!まずライターの中にあるガスを瓶に入れるだろ!』
『うん』
『そんでティッシュを瓶の入口に詰める!』
『うん』
『それに火をつけてあいつらに投げるんだ!!』
『…』
『いいか!見てろよタクヤ!これが俺の魔法だ~!!』
『メラ!!』
敬太がそう叫び新山と大ちゃんにメラ(火炎瓶)を投げ付けると二人はいきよいよく燃えはじめた。
斬撃や打撃が効かない二人もさすがに魔法の耐性は持っていなく数分で黒焦げになった。
『ふぅ~久しぶりに魔法を使うと疲れるな!』
『…』
『なんかしゃべれよ~!せっかくゾンビになっちまった二人倒したんだぞー!!』
『あんな魔法俺は認めないからな!!』
『ハハハ~♪まぁいいじゃないか~♪』
そう笑う敬太の顔は今すぐにマダンテで消したくなるほどムカつくものだった。
しかし敬太の攻撃で二人を倒したのは事実なので言い返せないタクヤなのだった…
『…』
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