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そして俺達は最期に誓いの儀式をした。その後のことは想像通りだ。
俺は君の鋭い鎌で俺の首をガッチリ捕らえられた時も怖くなかった。
理性を失った君の複眼には俺の姿はうつっていない。きっと活きのいい生餌ぐらいの認識しかないだろう。
それでもいい。俺はこれから君と一つになるのだ。
俺は君を本当に……
「愛しているよ」
俺の最期の告白は君に届いただろうか?
この物語の全てはここから始まったのだ。
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