プロローグ

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8月、それはカマキリにとって恋の季節。 あの暑い真夏の日差しの下で俺は君に出会ったのだ。 俺は君に恋をした。 2時間のお見合いで(カマキリにだって相性があるのだ)相手を決めるのだがコレが非常に厄介で主導権はメスにある。 もともとメスはオスより一回りほど体が大きく育つのだか弱々しいオスはやはりお断りされてしまうようだ。 幸いにも俺は君に気に入ってもらう事が出来たが、オスの受難はまだまだこれからなのだ。
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