プロローグ

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だけどまだ食べられるわけにはいかない。 君にも俺と同じくらい俺のことを好きになってもらわなくてはね。 それくらい俺は君の何もかもが欲しいと思った。 魅力的な触覚も形の良い前脛節や前羽も、全てが君は他のメスのカマキリとは全然違っていた。 俺にとって君は運命の人(カマキリ)なんだ! 君との交尾の後、食べられることなく逃げきった俺は今日もまた隠れて君の様子をうかがっている。
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