プロローグ

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そして出会ってから4度目の逢瀬。 運命の日はやってきた。 八月下旬、日差しが強く降り注ぐ暑い日の事だ。 青々と生い茂る原っぱの中にある一枚の葉の上で俺と君はある誓いを立てたのだ。 「もう私には会いに来ないで」 君の言葉は俺がずっと待ち望んでいたものだった。なぜならこの言葉は俺に対する想いの大きさを示しているものだったから。
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