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ゴクッ ンゴクッ
滝「ふぅ…」
寛「飲んだ?」
滝「あぁ危なかった。お前頭おかしいんじゃねぇの?普通サリン吸わせるかよ」
寛「はいタネ明かし~」
滝「は?」
寛「お前がさっき吸ってはしゃいでたのはコレ」
寛太郎は懐からスプレーを出した。
表面には『吸引器』と書いてある。
滝「吸引…器?」
寛「そう。分かりやすく言えば、ぜんそくを治すお薬ですね。サリンなんかじゃないです」
滝「なん…だ…と…」
寛「うん、すごい演技だったよ。僕感動しちゃった。ところで、眠くなってきただろ?」
滝「て…めぇ…一体…何…を…」
寛「君が今飲んだ錠剤はサリンから救ってくれる魔法の薬なんかじゃなくて、単に睡眠薬」
滝「く………そ…」
寛「つまり君は今から寝ちゃうって事。それで俺にボコボコにされて、次に起きるのは病院って事だよ」
滝「て…めぇ…」
寛「じゃ、おやすみ」
滝「く…そぉ………」
滝は眠りについた。
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