記憶。

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記憶。

私が抱くことで、裕太は安心したのか 震えも落ち着いて来た。 「ありがとう友愛。もう大丈夫。」 そう言って裕太は私から離れた。 「よかった。びっくりしたんだからね?」 「ごめんなさい。心配かけて…」 「私はいいけどね。何かあった?ひどくうなされてたみたいだけど。」 私がそう言うと、裕太はうつ向いた。 「…嫌な夢…見た。」 裕太は語り始めた。  
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