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心音と話した帰りに、私は通信教育の資料を探しに行ってから部屋に戻った。
帰ったら、夕方になっていた。
でも、やっぱり裕太を一人にしておくべきじゃなかったんだ。
部屋のドアを開けた時、私は固まってしまった。
裕太が、倒れていたから。
「裕太!?」
私は急いで裕太に駆け寄った。
裕太の傍には、薬の袋が落ちていた。
裕太はどうやら軽いパニックを起こしたみたいで
何とか薬を飲もうとキッチンに行く途中で倒れてしまったようだった。
裕太を抱き起こしてみると
裕太は苦しそうな荒い息をし、ぐったりしていた。
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