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私は目を覚ました。
裕太を見ると、まだグッスリ眠っていた。
時計はもう夜7時を指していた。
私は立ち上がり、夕食の準備を始めた。
でも、しばらくして裕太の様子に変化が現れた。
悪夢を見ているんだろう。
裕太は汗をかき、うなされていた。
「裕太…!?」
私は裕太の傍に行き、裕太を起こした。
裕太ははっとした表情で目を覚ますと
私の名前を呼び、震えながら抱きついてきた。
「どうしたの?大丈夫?」
「…友愛…お願い、少しの間…このままでいさせて?」
今にも消えてしまいそうな声で、裕太は言った。
私は裕太のその言葉に驚いたけど、しばらくの間裕太を抱きしめた。
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