希望。

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裕太が治療を受ける部屋に入っていって 約2時間。 私は待合室で裕太を待っていた。 何をしても、落ち着かなかった。 この治療がうまくいってくれればいいんだけどな。 「友愛」 うつ向いていたら、いつの間にか裕太と医師が待合室の入り口に立っていた。 「終わったよ。」 裕太が私の隣に来て言った。 「しばらく、催眠療法を続けてみましょうか?こっちの治療の方が裕太君には合ってるようです。」 医師も近づいて来て言った。 その言葉に、私はホッとため息をついた。  
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