第五話

2/2
前へ
/32ページ
次へ
そしてヨウ達は邪神殿に辿り着いた。 ヨウ「次は負けん!」 フェイ「……。」 ヨウ「LVを取り返したついでに奴の魔力も奪ってくれる!」 フェイ「……。」 ヨウ「さっきから何故何も言わん!?」 フェイ「言わなきゃいけない?」 ヨウ「むっ…。 変に態度を変えやがって。」 フェイ「ほら、ついたよ」 邪神「また来たのか。 雑魚め。」 ヨウ「五月蝿い!! 俺のLVを返してもらうぞ!」 邪神「LVが下がった貴様に何が出来る!」 フェイ「何も出来ないんじゃない?」 ヨウ「五月蝿い!! 俺は二度も負けん!」 フェイ「どうだか。」邪神「仲間割れか?」 ヨウ「くっ…さっさと行くぞ!」 フェイ「いちぬけた。」 ヨウ「なっ…!?」 フェイ「だってさぁ何で私もやらなきゃ行けないの?」 ヨウ「何だと?」 フェイ「だって私は邪神を倒さなきゃいけない理由なんかないし、これ以上ワガママに付き合う気無いし。」 ヨウ「くっ…。」 邪神「隙あり!!」 ヨウ「ぐぁ……。」 フェイ「あ~あ見てらんないよ。 全く。」 ヨウ「くっ……まだだ……。」 フェイ(全く……負けず嫌いなのはわかるけど何でそこまで出来るの? それが悪魔な訳?) 幼なじみとは言えフェイはヨウの事をあまり知らない。 自分よりも悪魔やってて、勝手気ままにやってる。 私なんかとは全く違う。 ヨウ「ぐっ……。」 フェイ「………。」 ドカッ 邪神「ぐぉっ……。」 フェイ「ほら早く逃げるよ!!」 邪神を蹴り飛ばしながら言う。 ヨウ「なっ……!?」 フェイ「ほら、早く!」 ヨウ「俺はまだ!」 フェイ「意地張ってる場合じゃないだろ!! 死んだら何にもならないんだよ!!」 ヨウ「くっ……背に腹は変えられんか……。」 フェイはヨウの手を握り引っ張った。 フェイ(全く……。)
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加