第六話

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フェイ「上手く逃げれたみたいだね。」 ヨウ「何故俺を逃がした!?」 フェイ「逃がさなきゃ死んでたから。 感謝ぐらいしてよね。」 ヨウ「余計な事をするな!!」 フェイ「余計な事って何!? それじゃあそのまま死にたかった訳!?」 ヨウ「死ぬ筈が無い! 俺は勝っていたさ!」 フェイ「良い加減にしなよ!!」 ヨウ「なっ…!?」 フェイ「悪魔だって無敵じゃない! 死ぬ時は死ぬの! これ以上心配かけさせないでよ!」 フェイは泣きながら言う。 ヨウ「…………。 俺の心配などいらん。 無理に心配しろなど言わん。」 フェイ「そう……。」 その答えを聞きもせずに、ヨウはさっさと行ってしまった。 フェイ「ヨウ……。」
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