始まり

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軽い息切れをしながら、店に戻って、休憩室に入りカギを閉めてイスに座った。 アルバイトが置いていったタバコに火をつけて、自分を落ち着かせた。 「何で出口が開かない。俺だけ閉じ込められた。」 そんなことはないと思いたかった。 パニックになっている自分を落ち着かせるために、何かないかと休憩室を見渡した、そこで、ある物に気付いた。 固定用の電話 「これなら圏外はない!」と思い、受話器を手にしたが最悪な時には最悪の出来事しか起きない。 音が何も聞こえない。 震えながら、受話器を投げた。 どうしようもない恐怖に駆り立てられた。 イスに座りながら色々考えていた。 立てこもりが起きたとか テロリストがいるのかとか色々考えたが、たった1つのことが全ての考えを壊した。 それは…… 俺以外に誰もいないこと 俺は休憩室のカギをあけてデパートを調べることにした。
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