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『貴方はバカですか?』
言いかけた言葉を必死で飲み込む
男「俺の名前は知ってるよな?」
千「…いえ……知りません」
何故…あたしは敬語に…?
男「マジ!!?
えっと、俺は時田 春樹(トキタ ハルキ)。その他の説明はいる?いらない?」
千「いりません……」
春「あっそ」
うわー…
微妙にムカつくわー
ってか、彼女役する感じで話しが進んでる気が…
断らないと
変なことに巻き込まれそうだよ…。
千「…ぁ、あの…」
春「あんた、俺が自己紹介したのに…しないわけ?」
千「えっ…あ、千里です…。要 千里です
ってか…あ、あの私…」
よし!
このまま断るんだ私!
春「あんた、俺の頼み断るきじゃないよね?」
顔は笑っているのに声は低い
春「断ってもいいけど、鍵…返さないから」
千「はぃ~!?」
春「そんで、勝手に部屋入って荒らすけどいいよね?」
いいわけないでしょっ!
不法侵入だよ
警察呼んじゃうよ!?
困り、俯く千里
その千里を春樹は
顎を持ちクッと上に向けて、無理矢理目を合わせる
春「さぁ………千里、ちゃん
……どうする?」
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