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あぁー……
まさか、入学2日目からこんなに学校に行くのが憂鬱なんて…
誰が信じてくれるのでしょうか?
でも本音です
あの時田 春樹に朝から会ったらどうしよう
「おはよう」
なんて、口が裂けても言えないよ
………………
とりあえず、着替えを済ましてから一階に下りる
千「ぉはよ……」
母「おはよう。元気ないわね~?寝れてないの?」
千「いゃ…別に、何もない……」
このやり取りを聞いていた千里の兄、要 勇樹(ユウキ)が
勇「大丈夫だって、千里がブッ倒れたら台風が来るぜ。春なのにさ~」
とチャかす
お兄ちゃんは
軽く“時田 春樹”とかぶって何だかムカつく
だから、キッと睨む
勇「何それ?…睨んでんの?」
お兄ちゃんの周りには怒ると恐い人がたくさんいるので
私みたいな奴の睨みは
睨んでいる内に入らない
勇「あっヤベ、遊ぶ約束してたんだ…千里にかまってたから時間がなくなったしー」
やっぱり、ムカつく!!
ってか、お兄ちゃん性格悪すぎだし!
母「勇樹も千里も早くご飯食べないと遅れるわよ!」
いつもなのだが
私の家の朝は騒がしく
特にイライラして仕方ありません
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