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春「そ~いやさ、生徒会室ってどこ?」
こいつについて行ったのが間違いだと直感で気がついた千里
だが、千里も生徒会室の場所を知らなかった
春「な~」
千「……知らない」
春「マジかよ」
これは迷子というのか…
春「………。」
千「………。」
会話がなくただ立ちつくしていた
すると、春樹が声をかけてきた
春「なー千里…」
千「何ですか?」
呼び捨てかい!
と思いながらも返事をする
春「考えてくれた?彼女役のこと」
この人はまた…
千「しません」
春「すげー困ってるって言っても?」
真剣に言われたが怯まず
千「しません」
春「土下座しても?」
千「何でそこまでして頼むんですか?」
何で
土下座までして私に頼むの?
春「別に……ただ、お前がいいな~ってそう思った」
真剣な眼差しで私を見てくる
外見はチャライのだがやっぱり美形と言われてもおかしくない顔立ちだ
女に苦労しないタイプだろう
そんな人から
『お前がいい』とか言われるとドキッとしてしまう
千「何…、その理由……。」
春「さぁ~な」
やっぱり、よくわからない人だ
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