呼び出し

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……………。 生徒会室が一気に静かになる 千「……せ、んぱい?」 大「ガキかてめぇ等は!」 湧「やっべー…」 湧は苦い顔をする 大「明日、昼休みにまた集まれボケ!今日は片付けでもしとれや!!」 大紀はそう言い残し帰っていった 春「…何だあの人?」 湧「二重人格なんだよ」 2人は同時にため息をはき片付けだした 実は息ぴったりな2人だったのだ 千里が見ていると春樹が 春「千里、救急箱取ってこい」 本当に桐山先輩が言った“犬”みたいになってるじゃん! しかも、呼びすて 春「早く」 嫌々従う 千「浜松先輩、救急箱って何処にあるんですか?」 湧「会長の机の…ほら、あそこ」 湧が指を指した場所に救急箱があった 千「はい」 千里が春樹に渡す 春「ほら、手当てしろよ」 腕からは切ったような傷があり唇の端からは血が出ている 仕方なく手当てをする こんな意味のわからない奴の怪我の手当てなんて気がひけるよ… そう思っていると 腕が引っ張られた 体が密着している状態だ 湧は気がつかず片付けをしている 春樹の手が千里の腰に回る ちょーっ!!!
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