呼び出し

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春「行くぞ」 片付けが終わったかと思うと腕を引っ張られる 千「浜松先輩、お先ですっ!」 礼儀として言う 湧は手をヒラヒラ振り「またね」と微笑みながら言った ガチャッーー 扉が閉まり生徒会室は静かになる 湧「明日から楽しみだな~」 ―――――――――― ――――――― 千「いきなり何?てか、手離してくれません?」 春樹の手はまだ千里の腕を掴んでいる 春「どーせ、逃げるだろ?」 挑発か? 何にしてもこいつの言ったことはムカつく 私が弱虫と言われているみたいだから―― 千「逃げないから。離して?」 自分自身、今できる最高の笑顔で言ったつもりだったのだが……… 春樹は見てもいなかった 舌打ちをしたくなったがココは抑える 春「悪く思うなよ」 千「……はい?痛ッ、ちょッ何してんのさ!」 春樹が呟いた瞬間に 掴まれていた腕がギュッと握られ、近くにあった壁に押し付けられたのだった もちろん、人は通る 人の数が少ないのが唯一の救いだった 何じゃコレ―――――!!?
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