403人が本棚に入れています
本棚に追加
/118ページ
春「行くぞ」
片付けが終わったかと思うと腕を引っ張られる
千「浜松先輩、お先ですっ!」
礼儀として言う
湧は手をヒラヒラ振り「またね」と微笑みながら言った
ガチャッーー
扉が閉まり生徒会室は静かになる
湧「明日から楽しみだな~」
――――――――――
―――――――
千「いきなり何?てか、手離してくれません?」
春樹の手はまだ千里の腕を掴んでいる
春「どーせ、逃げるだろ?」
挑発か?
何にしてもこいつの言ったことはムカつく
私が弱虫と言われているみたいだから――
千「逃げないから。離して?」
自分自身、今できる最高の笑顔で言ったつもりだったのだが………
春樹は見てもいなかった
舌打ちをしたくなったがココは抑える
春「悪く思うなよ」
千「……はい?痛ッ、ちょッ何してんのさ!」
春樹が呟いた瞬間に
掴まれていた腕がギュッと握られ、近くにあった壁に押し付けられたのだった
もちろん、人は通る
人の数が少ないのが唯一の救いだった
何じゃコレ―――――!!?
最初のコメントを投稿しよう!