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確実に近づく春樹
千「無理無理!」
もう聞く耳を持たない状態の春樹
千里の口端に春樹の唇が当たる
ビクッ!
恐いやら恥ずかしいやら…
心臓なんてもうドキドキしすぎだ
もう――
無理だぁ―――――!!!
千「やるから、やるから無理ぃ!」
千里が言った瞬間はまさにギリギリの状態だった
千里の唇に春樹の唇が重なった……感じではなく
むしろ、ちょっと当たったくらいの感じだった
だがファーストキスなのは断定だ
無理矢理、時田 春樹から脱出して服の袖でゴシゴシと口元をふく
千「最悪ー!……」
何度も何度もこすってふく
春「約束、忘れんなよ」
春樹は膨れっ面で言い放った
そして、さっさと帰って行った
何であんたが膨れっ面なのょぉ…
こっちが怒鳴ってやりたいくらいなのに…
最悪だ
やっぱり……嫌いだ。
初キス返せぇぇえ!!時田 春樹!
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