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春樹は奥でお茶を入れていた
ナズ「春る~ん」
春「うざい」
素っ気なく返答
だがナズは慣れているのかたいして気にしてなさそうだ
ナズ「可愛い子ね、ちさちゃん」
春「だから?」
ナズ「食っちゃいたい」
春樹の顔が大きく歪む
春「手ぇ出したらお前でも殺す」
ナズ「そんなに好きなんだ?」
春「ちげーよ
いいから、早く千里のとこ戻れよ」
ナズ「はいはい」
ナズは気がついていた
「そんなに好きなんだ?」
と聞いた時、春樹が少し動揺したことを―――
ナズは動揺した春樹の顔を思いだし小さく笑った
ナズ「春るんのあんな顔初めて見たな~」
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