嘘カノvs元カノ

11/20
前へ
/118ページ
次へ
ピピピピピ―― 涙が零れそうな時、千里の携帯が鳴った 出ていいのか迷っていると 春「出ろ」 千「でも……」 春「いいから」 促され部屋の隅に行き携帯に出る 鼻を啜る 涙はなんとか零れずにすんでいた 千「も……もしもし」 『千里?俺、冬也』 千「え?」 『用事があるとか言って廊下においで』 千「でも…」 『春樹なら大丈夫だから、ね?』 千「うん……わかった。」 電話を切り春樹達のほうを見る 千「友達から…電話きた……外出て、いい?」 ぐだぐだな言葉しか出てこない さゆりは怪訝な顔をしたが春樹は微笑み 春「行ってこい」 千「ぅん…ぁりがとう……」 あんたが考えていること全然わからないよ 優しくなったり 意地悪になったり 時田 春樹がわからない 千里は1人部屋を出た
/118ページ

最初のコメントを投稿しよう!

403人が本棚に入れています
本棚に追加