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その日から、未央は[花吹雪]によく顔を出すようになった。
俊はそれがなぜかものすごく嬉しい。
俊は無意識にそのものすごく嬉しいオーラを出していたらしい、それに気付いたのは桜だった。
桜「あのこ、なんか最近変わったわねぇ…未央が来るようになってから。」
藤「そぉ?あたしには仕事に慣れて来たからのように見えるけど。」
ちっちっちー
桜は指を振った。
桜「わかってないわねぇ、あなた何年恋してるわけぇ?あの変わり様はきっと恋ね。」
藤は驚いた。
藤「え~だって俊くんは女になりたいのよ?胸の手術までしたし…今更女に恋するなんて。」
桜「当人たちは気づいてるのか…まぁ俊くんは気づいてないわねぇ、あんなオーラ出して。」
桜は面白くなってきたわぁと笑った。
藤はその時の桜の笑みに恐怖を憶えた。
藤(俊くん…可哀想に)
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