私と電車とすだれハゲ

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なんと!一番恐れていた事が起こった、すだれが私の肩に寄り掛かってきたのだ。 流石に我慢の限界が来た私は、すだれの近くで呟いた。 「カツラ買ってあげるからどいて」 するとすだれは物凄い勢いで起きた。 正直ビビッタ(;´□`) まさか本当にどくとは思わなかったのだ。 「ほ…本当かい!?」っとすだれ。 私は頷いた、ってか頷かなきゃいけない気がした。 その日以来、私は電車の席は慎重に選ぶようになった。 おそるべしすだれ。 そして私は今だにあの婆ちゃんを怨んでいる。 たまにあの婆ちゃんを思い出しては呟く。 「すだれ恐怖症にしやがって」……と。image=41417743.jpg
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