72人が本棚に入れています
本棚に追加
◆ ◆
家に帰ってきたﾚｲﾁｪﾙは両親に今日のことを話した｡それを聞いた両親は驚いていた｡｢本当なのか?｣と何度も聞いてきた｡ﾚｲﾁｪﾙは何度も何度も両親に説明してやった｡
夜もふけて､ﾚｲﾁｪﾙは自分の部屋の窓から見える森を見つめていた｡
｢ｱｷﾗちゃん､かぁ……｡今､なにしてるのかな?｣
◆ ◆
＊ ＊ ＊
｢―――様のそばにいていいのは､この俺様だけだ!?｣
｢―――!?ｵﾚたち､約束したじゃないか!?あの人の……―――様のそばに､ずっと二人でいようって!!｣
｢だまれっ!?俺はっ……おまえが大嫌いなんだ｡ﾃﾒｪはいつでも俺の上にいた!!どんなにがんばっても､武術も知識もっ……おまえにはかなわなかった!?｣
｢何言ってるんだ!!ｵﾚにだって､おまえにかなわないものが――｡｣
｢うるさいっ!?おまえなんか……消えてしまえっ!?｣
＊ ＊ ＊
最初のコメントを投稿しよう！